またまた照射ジャガイモ販売停止の要請

lin_067.gif (542 バイト)

2016年5月12日


有限会社フードセンターわたなべ
代表 渡辺俊雄様

照射食品反対連絡会
代表世話人和田 正江(主婦連合会)
纐纈 美千世(日本消費者連盟)
里見 宏 (食品照射ネットワーク)
久保田 裕子(日本有機農業研究会)


放射線照射ジャガイモ販売中止のお願いと質問


   私たち「照射食品反対連絡会」は、放射線を照射した食品を売らないでほしいと活動している市民団体です(生協など53団体と個人)。

 このたび貴社の「新柏店(千葉県柏市)」で照射ジャガイモ(芽どめじゃが)が売られているという情報が消費者から寄せられました。照射ジャガイモは1974年、北海道士幌町農協が発売を始めましたが、その後いろいろな問題(和光堂の照射ベビーフード事件など)が起き、消費者から受け入れを拒否されてきた経緯があります。

 食品への放射線照射は多くの危険性が指摘されています。国は安全性について「問題ない」と言いますが、根拠にしているデータは40年前のもので、その後の研究によって照射食品の問題は明らかになっています。例えば、照射により食品中に2−テトラシクロブタノンという化学物質ができます。この物質には発がん性が確認されています。また、照射食品を研究開発したアメリカ軍が所有していたデータを、最近になって厚生労働省の研究機関が3年間かけて調査し、「照射した食品から、2〜3倍の放射線が出るようになる」という新事実を2007年に報告しました。

 このように照射食品には食べものの安全性という面でも多くの問題があります。当会が配布しているリーフレットを同封させていただきました。
 貴社には照射ジャガイモの販売中止をお願いするとともに、以下質問いたします。お忙しいところ恐れ入りますが、5月27日までに文書にて回答いただけますようお願い申し上げます。


1.照射ジャガイモ(芽どめじゃが)の販売をすぐに停止していただけますか。
2.新柏店以外の店舗でも照射ジャガイモを販売していますか。販売している場合は、どの店舗ですか。
3.今後も照射ジャガイモを販売する予定ですか。販売を予定している場合は、その理由をお聞かせください。
4.照射食品について貴社の見解をお聞かせください。

                                                         以上

[連絡先]
照射食品反対連絡会
106−0032 東京都港区六本木6−8−15 第2五月ビル2F
照射食品反対連絡会事務局
Tel. 03-3402-8841 FAX 03-3402-5590
メール sshrk09@gmail.com

b39_001.gif (494 バイト)