照射食品反対連絡会 |
代表世話人 | 和田 正江(主婦連合会) |
同 | 纐纈 美千世(日本消費者連盟) |
同 | 里見 宏 (食品照射ネットワーク) |
同 | 久保田 裕子(日本有機農業研究会) |
放射線照射ジャガイモの販売中止のお願い
私たちは放射線を照射した食品を売らないで欲しいと活動している市民団体です(生協など53団体と個人)。このたび「JAさいたま加納直売所」で照射ジャガイモ(芽どめじゃが)を購入いたしました。
この照射じゃがいもは1974年、北海道士幌町農協から発売されましたが、その後いろいろな問題(和光堂の照射ベビーフード事件など)が起き、消費者から受け入れを拒否されてきた経緯があります。
貴直売所で照射じゃがいもの販売がされていることにたいへん驚いております。
ぜひ、販売を止めていただきたくお願いします。
それから、照射じゃがいもを販売するに至った経過をお教え願えないでしょうか。下記に質問を箇条書きにさせていただきました。回答をお待ち致しております。
食品への放射線照射は多くの危険性が指摘されています。当会が配布いたしておりますリーフレットを同封させていただきました。
照射食品は原発を身近に感じさせるために使われ、原発推進の宣伝用食品として販売されています。国が40年前のデータで「問題ない」と言いますが、その後の新しい研究が問題を明らかにしています。
例えば、照射により食品中に2−テトラシクロブタノンという化学物質ができます。この物質には発がん性が確認されています。
照射食品はアメリカ軍が研究開発してきたものです。しかし、1968年、突然米軍は照射食品から全面撤退しました。このとき多くのデータがマル秘とされました。このデータを厚労省の研究機関が3年間かけて調査し「照射した食品から、2から3倍の放射線が出るようになる」という新事実を2007年に報告しました。(X線並びにγ線を照射した食品に生じる誘導放射能 Bull.Natl.Inst.Health Sci.,125,107-118 (2007)。
農協には新しい問題にも敏感に反応して、食べものは安全第一で販売していただきたいと思っています。また、照射じゃがいもが貴販売所だけでなくJAさいたまの各販売所で売られているのではないかと心配しております。もし、県下全域で販売されているならただちに止めてください。
記
1.照射じゃがいもの販売を停止していただけるでしょうか。
2.JAさいたま加納直売所以外の店舗でも照射ジャガイモ(芽どめじゃが)を販売していますか。
販売している場合は、どのくらいの店舗数かお教えください。
3.JAさいたまは今後も照射ジャガイモを販売する予定ならその理由をお聞かせください。
4.照射食品についてJAさいたまの見解をお聞かせください。
5.照射じゃがいもの販売について士幌町農協やその関係者より販売の依頼があったのでしょうか。
以上
[連絡先]
照射食品反対連絡会
106−0032 東京都港区六本木6−8−15 第2五月ビル2F
照射食品反対連絡会事務局
Tel. 03-3402-8841 FAX 03-3402-5590
メール sshrk09@gmail.com
|