「照射マカ」に回収命令

　２００８年9月4日、愛知県は放射線照射された｢マカ｣に回収命令を出しました。
この回収命令は照射食品反対連絡会が２００８年7月31日（木）に厚労省に申し入れ、厚生労働省監視安全課が県健康福祉部に、小牧市内の食品事業者が製造、販売している健康食品（マカ加工食品）について、殺菌を目的として放射線が照射されている疑いがある旨の連絡をしたものです。
検査の結果、殺菌目的で照射されていることが判明（照射された線量は不明）、回収命令が出されました。
　しかし、２，０００キロ輸入され、在庫は９５キロでほぼ物がなくなっているのですが、インターネットで購入された７０キロ（3.5％）ほどの販売先が判っているだけで、卸しで売られた大量の違法「マカ」については不明です。
放射線が照射された食品中には大腸がんを急激に増やす物質(シクロブタノン類)ができることがわかっています。健康になると信じて使った｢マカ｣で大腸がんになってはたまりません。
これも地球温暖化に悪乗りした原子力委員会が食品にまで放射線を使いたいという方針を出したため、勝手に先取りした一部の業者が隠れて照射した食品が市場に出回っているようです。昨年6月に判明したキッコーマンの｢大豆イソフラボン｣を皮切りに｢パプリカ｣「しいたけ」｢マカ｣と立て続けに違反が見つかっています。

　 愛知県発表資料より
1　製造施設
　　所在地　小牧市安田町126番地
　　営業者　株式会社　サンシントレーディング
　　　　　　　　代表取締役　平手正男（ひらてまさお）
　　　　　　　　連絡先　0568−72−3998

2　違反食品
（1）　営業者が、平成18年10月に輸入した「マカ粉末」（原産国：ペルー）
　　　在庫量　約95kg
　　　輸入量　2，000kg
　　　輸入先　アメリカ合衆国
（2）　（1）を原材料とする「マカ加工食品」
　　　　・ ボトルタイプ　300粒入り　568本
　　　　・ 詰め替え用　300粒入り　13袋
　　　　・ お試し用　70粒入り　113袋
　　　　　　在庫量　なし