人工甘味料アスパルテーム(商品名パルスイート)と白血病発症の関連を示す研究結果がイタリアで発表されました。
8週齢のオス・メスのラットに、異なる濃度のアスパルテームを与え続け(濃度は0〜100,000ppmの7段階、各グループでオス・メス各100〜150匹ずつ)、自然死するまで観察を続けたものです。その結果、メスの多くにリンパ腫または白血病の発症がみられ、濃度が高いほど発症率も高かったと報告されています。
人が食品等から摂取している量に極めて近いアスパルテームの濃度でも異常が観察されました。 また、オス・メス両方で悪性脳腫瘍も見られた(アスパルテームを与えていないコントロール群では発症なし)と報告しています。研究者らは、人の摂取基準を緊急に見直す必要があると指摘しています。 (European Journal of Oncology, 2005 vol.10)
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