ヘルメットは死を防ぐ

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アメリカ・ケンタッキー州とルイジアナ州はオートバイ運転時のヘルメット着用義務を撤廃(ケンタッキー州1998年、ルイジアナ州1999年)しているが、その後オートバイ死亡事故の発生件数がケンタッキー州で約1.5倍、ルイジアナ州で2倍以上増加したことを示す政府調査結果が発表された。着用義務撤廃前の2年間の死亡事故件数はケンタッキー州で24件とルイジアナ州で26件だったが、撤廃後の2年間では38件と55件に増加した。着用義務撤廃に伴い、ヘルメットを着用する人の数はケンタッキー州で96%(1997年)から65%(1999年)、ルイジアナ州で100%(1998年)から52%(2000年)と激減する一方、オートバイの走行距離は5.6%増加している。アメリカでは20州がヘルメット着用を義務とし、27州が限定的(20歳以下のみ等)着用義務、3州が義務を課していない。(AP 2003/10/29)

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